お盆前で、
集まったときにご両親の写真を兄弟で分けるためであったり
法事の節目を機会に、今まで飾ってあった写真の痛みを修正、
復元してお姿をきれいにする為であったり
お葬式のときの速成写真をきちんとしたものに直したかったり
より良い元写真が見つかって作り替えたかったり
など、いろいろな理由でお写真をお預かり致します。
状態によっていろいろと方法や手順はありますが
今回は元の写真をダイレクトに高精度のスキャナーにかけて
デジタル修正を施します。
まずは細かいごみ取り、傷や色抜けなどの修正作業から施します。
ワンボタンで一発修正出来る修正ソフトもありますが、
細部のテクスチャーを犠牲にしてしまうので
時間と手間はかかりますが私はぽちぽちとと手作業で修正しております。
通常はそこまでやらないのかもしれませんが・・・(ほとんど変態かも?)
いえいえ、
以前、北大の北方資料館の複写、保存のお仕事を
お手伝いさせていただいたときに
複写とはいえ貴重な写真資料(クラーク像や建築など)の
細部を書き換えてしまうことのないような配慮を持った仕事の
行ない方を勉強させていただきました。
そのときの考え方で、公人ではない個人のものでも
ご家族からすればかけがえのない故人の大切なお姿と思えば
お急ぎでないかぎり極力この作業の進め方をさせていただきたいなとおります。
それでも、アナログで筆や鉛筆などを使って
ネガ上や実プリント上で作業していた頃にくらべればらくちんラクチン。
ということなので、
ご依頼の際は余裕を持ったスケジュールでお願い致します。
いろいろやってるんですね。素敵なお仕事。
返信削除私も最近じいちゃん(故人)の若いころの写真を
ほぼ個人的に修正しておりました。
てんてん1個ずつちまちまやるのが楽しいんだよね。でも気が付いたらすごく重たい書類になってしまいました[E:coldsweats01]